Claude 3.5 Haikuとは|料金・性能と提供終了時期を確認
「3.5 haiku claude」で調べている人が知りたいのは、Claude 3.5 Haikuがどんなモデルで、どの程度速く安く使えたのか、そして今も利用できるのかという点です。この記事では、発表時の性能・料金・用途を整理し、APIやAmazon Bedrockでの現在の扱いと後継モデルまで確認します。
Claude 3.5 Haikuは高速応答・低料金・200Kコンテキストが強みの旧世代モデルですが、AnthropicのAPIでは2026年2月19日に終了済みです。料金と性能を知ったうえで、後継のHaiku 4.5へ移行すべきだとわかる。
Contents (8)
Claude 3.5 Haikuとは?
Claude 3.5 Haikuは、Anthropicが2024年10月22日に発表した、Claude 3 Haikuの後継にあたる高速モデルです。Claudeファミリーのなかで応答の速さと処理コストを重視しながら、コーディングや指示理解などの性能を引き上げた位置づけでした。
発表時の公式説明では、前世代のHaikuと同程度の速度で、過去の最上位モデルだったClaude 3 Opusを多くの評価で上回ったとされています。大量の問い合わせに返すチャット、短いコードの補完、データからの情報抽出など、待ち時間を短くしたい処理に向いていました。
APIで指定するモデルIDは claude-3-5-haiku-20241022 です。検索では「Claude Haiku 3.5」と語順を入れ替えて書かれることもありますが、公式資料やAPIでは「Claude 3.5 Haiku」の表記を確認すると迷いません。
出典:Anthropic公式発表「Introducing computer use, a new Claude 3.5 Sonnet, and Claude 3.5 Haiku」
Claude 3.5 Haikuの性能とスペック
Claude 3.5 Haikuの特徴は、軽量モデルでありながら実務向けのコード処理をこなせる点です。Anthropicの発表では、ソフトウェア開発の実課題を測るSWE-bench Verifiedで40.6%を記録し、当時のClaude 3.5 SonnetやGPT-4oを上回ったと説明されています。
また、Amazon Bedrockのモデルカードでは、コンテキストウィンドウは200Kトークンと案内されています。長い議事録や複数の資料を一度に渡せるため、短文チャットだけでなく、文書の分類や要約にも使える設計です。ただし、ベンチマークの数値は測定条件に左右されるため、実際の業務では自社データで正答率と応答時間を確認する必要があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2024年10月22日 |
| APIモデルID | claude-3-5-haiku-20241022 |
| コンテキスト | 200Kトークン |
| SWE-bench Verified | 40.6%(発表時の公式値) |
| 得意な方向性 | 低遅延の応答、コード処理、大量テキストの整理 |
出典:Anthropic公式発表/Amazon Bedrockのモデルカード
Claude 3.5 Haikuの料金はいくらだった?
Claude 3.5 HaikuのAPI料金は、改定後で入力が100万トークンあたり0.80ドル、出力が100万トークンあたり4ドルでした。入力と出力で単価が異なる従量課金なので、プロンプトを長くした場合だけでなく、回答を長く生成した場合にも料金が増えます。
たとえば、入力100万トークンと出力100万トークンを使うと、単純計算で0.80ドル+4ドル=4.80ドルです。実際の請求額はキャッシュ、バッチ処理、利用先の料金体系などで変わるため、これは比較用の目安として考えてください。
この価格はあくまでClaude 3.5 Haikuが提供されていた時期の料金です。現在の後継モデルの価格と混ぜると、「安いから今すぐAPIで使える」という誤解につながります。新規導入では、モデルの利用可否を確認してから料金を見積もることが重要です。
できること・向いている用途
発表時の特性から、Claude 3.5 Haikuは次のような用途で価値を出しやすいモデルでした。
- リアルタイムの問い合わせ対応:短い質問への回答やFAQの振り分けなど、応答の速さが体験に直結する処理。
- コード補完と軽微な修正:定型的なコード生成、エラーの原因候補、テストコードのたたき台づくり。
- データ抽出と分類:大量の文章から会社名、日付、カテゴリなどを抜き出し、決めた形式に整える処理。
- 文書の要約と監視:議事録や投稿を短くまとめたり、あらかじめ定めた基準で内容を分類したりする処理。
一方で、複雑な設計判断、長い推論が必要な分析、失敗の影響が大きい最終判断では、より上位のモデルを比較したほうが安全です。Haikuは「最高性能を一度だけ引き出す」より、「十分な品質の処理を大量かつ速く返す」場面で検討しやすいモデルでした。
Claude 3.5 Haikuは今も使える?
2026年8月10日時点では、利用先によって終了日が異なる点に注意が必要です。Anthropicが運営するAPIの終了日を、Amazon BedrockやGoogle Cloudの提供状況にそのまま当てはめることはできません。
| 利用先 | 公式情報で確認できる状況 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| Claude API | 2026年2月19日にRetired | claude-3-5-haiku-20241022 のリクエストは後継へ移行 |
| Amazon Bedrock | モデルカードのEOLは2026年6月19日、ライフサイクルはLegacy | anthropic.claude-3-5-haiku-20241022-v1:0 の提供状態を確認 |
| Google Cloud Vertex AI | パートナー側が独自の終了日を設定 | Google Cloudのモデル一覧とプロジェクトの状態を確認 |
Anthropicのモデル非推奨一覧には、Claude 3.5 HaikuのモデルID、2025年12月19日の非推奨化、2026年2月19日の終了、推奨移行先としてHaiku 4.5が記載されています。また、終了日を過ぎたモデルへのリクエストは失敗すると説明されています。
同じページは、Amazon BedrockとGoogle Cloudのようなパートナー運営の提供先は、Anthropic運営のサービスとライフサイクルが異なる場合があると注意しています。現在の利用可否を調べるときは、APIのエラーだけで判断せず、使っているサービスのモデル一覧も確認しましょう。
出典:Claude Platformのモデル非推奨・終了一覧/Amazon Bedrockのモデルカード
後継のClaude Haiku 4.5との違い
Claude 3.5 Haikuから移行する場合、Anthropicがモデル非推奨一覧で推奨している後継は claude-haiku-4-5-20251001 です。現行のHaikuページでは、Haiku 4.5を高速かつコスト効率の高いモデルとして案内し、Claude PlatformだけでなくAmazon BedrockやVertex AIなどでの提供先も掲載しています。
違いを大まかに整理すると、Claude 3.5 Haikuは「当時の低料金と低遅延」、Haiku 4.5は「現在利用できるHaiku系モデルとしての継続性と性能向上」が判断軸です。旧モデルの料金だけを基準にせず、同じ入力を新モデルへ渡したときの品質、速度、月額コストを測って決めるのが現実的です。
なお、Haiku 4.5のAPI料金はAnthropicの現行ページで入力1ドル、出力5ドル(各100万トークン)と案内されています。料金は更新される可能性があるため、見積もりの直前に公式ページを確認してください。
出典:AnthropicのClaude Haiku現行ページ/モデル非推奨・終了一覧
API利用者が移行する手順
既存システムでClaude 3.5 Haikuを使っている場合は、モデル名だけを置き換えて終わりにせず、出力品質と費用を確認します。手順は次のとおりです。
- 利用箇所を洗い出す:設定ファイル、環境変数、API呼び出し、ログを検索し、
claude-3-5-haiku-20241022が残っていないか確認します。BedrockではモデルIDの形式が異なるため、anthropic.claude-3-5-haiku-20241022-v1:0も対象にします。 - 移行先を設定する:Anthropic APIでは推奨移行先の
claude-haiku-4-5-20251001を指定します。BedrockやVertex AIでは、各サービスのモデルIDと利用可能リージョンを確認して設定します。 - 代表データで比較する:実際の問い合わせ、コード、文書を使い、正確さ・応答時間・トークン使用量を旧結果と比較します。要約の長さやJSON形式など、アプリ側の制約も検証します。
- 段階的に切り替える:テスト環境で問題がなければ一部のトラフィックから本番へ移し、エラー率と費用を監視します。確認後に古いモデルIDと不要な分岐を削除します。
まとめ
Claude 3.5 Haikuは、200Kコンテキスト、SWE-bench Verified 40.6%、入力0.80ドル・出力4ドルという料金で注目された高速モデルです。問い合わせ、コード補完、抽出、要約のような大量処理に適していましたが、Anthropic APIでは2026年2月19日に終了しています。
今から新規利用するなら、推奨移行先のHaiku 4.5を候補にし、Amazon BedrockやVertex AIでは各サービスの終了日とモデルIDを別々に確認しましょう。検索で見つかる古い料金や使い方は、現在も利用できるという意味ではない点が重要です。