
npm install で迷うClaude系4パッケージ|用途別の選び方
「npm install anthropic ai claude code」と検索したものの、anthropic・ai・claude code のどれを入れればいいのか分からず手が止まっていませんか。実はこのキーワードには名前の近い 4 つの npm パッケージが混在しており、用途によって入れるべきものがまったく異なります。本記事ではそれぞれの違いと正しいインストールコマンドを、公式情報ベースで整理します。
「npm install anthropic ai claude code」で入れるべきものは用途で 4 つに分かれる。CLI を使うなら @anthropic-ai/claude-code、API を直接叩くなら @anthropic-ai/sdk、Vercel AI SDK 経由なら ai と @ai-sdk/anthropic、自律型エージェントを作るなら @anthropic-ai/claude-agent-sdk を入れるのが正解だとわかる。
目次 (8)
なぜ「npm install anthropic ai claude code」で迷うのか
このキーワードが分かりにくいのは、anthropic・ai・claude code という単語がそれぞれ別の npm パッケージを指しているからです。Anthropic とその周辺エコシステムには、名前がよく似た配布パッケージが少なくとも 4 種類存在します。
@anthropic-ai/claude-code— ターミナルで動く CLI ツール@anthropic-ai/sdk— API を直接呼ぶ公式 TypeScript SDKai+@ai-sdk/anthropic— Vercel AI SDK と Anthropic プロバイダ@anthropic-ai/claude-agent-sdk— 自律型エージェント構築用の SDK
検索キーワードを単純に npm install anthropic や npm install ai と打っても、目的のものが入るとは限りません。ai は Vercel の AI SDK コアパッケージで Anthropic 専用ではなく、anthropic 単体のパッケージ名は公式には存在しないため、まず「自分が何をしたいか」を先に決める必要があります。
用途別の早見表 — まず目的を選ぶ
迷ったら、次の対応表で自分の目的に合う行を探してください。
- ターミナルでコーディング支援を受けたい →
@anthropic-ai/claude-code - 自前のアプリから Claude の API を呼びたい →
@anthropic-ai/sdk - Vercel AI SDK の統一インターフェースで複数モデルを切り替えたい →
ai+@ai-sdk/anthropic - ツールを自律実行するエージェントをプログラムで組みたい →
@anthropic-ai/claude-agent-sdk
以下、それぞれを具体的に見ていきます。
① Claude Code CLI を入れる — @anthropic-ai/claude-code
ターミナルやエディタ上でコード生成・修正・レビューを任せたい場合に入れるのが、CLI ツールの @anthropic-ai/claude-code です。Node.js 18 以上の環境でグローバルインストールします出典。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
インストール後は claude コマンドで起動できます。注意点として、このパッケージに sudo を付けてはいけません。root インストールはパーミッションとセキュリティの問題を招くため、Node.js は nvm や Volta などのユーザー領域マネージャで管理し、sudo なしで -g できる状態にしておくのが正解です。利用には Pro / Max / Team / Enterprise などのアカウントが前提となります。
なお、npm install -g @anthropic-ai/claude-code@latest のように @latest を付けると確実に最新版へ更新できます。CLI の詳しい導入手順は Claude を npm でインストール も参照してください。
② API を直接叩く — @anthropic-ai/sdk
自分の Web アプリやバックエンドから Claude の API を直接呼びたい場合は、公式 TypeScript SDK の @anthropic-ai/sdk を入れます出典。CLI とは違い、プロジェクトのローカル依存として追加します。
npm install @anthropic-ai/sdk
最小のコードは次のようになります。ANTHROPIC_API_KEY を環境変数にセットしておけば自動で読み込まれます。
import Anthropic from '@anthropic-ai/sdk';
const client = new Anthropic();
const message = await client.messages.create({
model: 'claude-sonnet-4-6',
max_tokens: 1024,
messages: [{ role: 'user', content: 'こんにちは' }],
});
console.log(message.content);
このパッケージは Messages API をそのまま薄くラップしたもので、ストリーミングやツール使用など API の機能を一通り扱えます。「Anthropic の SDK」と言ったときに最も標準的に指されるのがこれです。
③ Vercel AI SDK 経由で使う — ai + @ai-sdk/anthropic
Next.js などで複数の AI プロバイダを共通のインターフェースで扱いたい場合は、Vercel AI SDK を使います。このときに入れるのがコアパッケージの ai と、Anthropic プロバイダの @ai-sdk/anthropic の 2 つです出典。キーワード中の「ai」はこのパッケージを指しているケースが多いです。
npm install ai @ai-sdk/anthropic
最小コードは次のとおりです。generateText などの関数は ai 側、モデル指定は @ai-sdk/anthropic 側が担当します。
import { anthropic } from '@ai-sdk/anthropic';
import { generateText } from 'ai';
const { text } = await generateText({
model: anthropic('claude-sonnet-4-6'),
prompt: '4人分のベジタリアンラザニアのレシピを書いて',
});
console.log(text);
この構成の利点は、anthropic(...) を別プロバイダの関数に差し替えるだけでモデルを切り替えられる点です。複数モデルを比較・併用する設計に向いています。
④ 自律型エージェントを作る — @anthropic-ai/claude-agent-sdk
ファイル読み書きやコマンド実行といったツールを Claude 自身に自律的に使わせたい場合は、@anthropic-ai/claude-agent-sdk を入れます出典。これは旧称「Claude Code SDK」が改名されたもので、Claude Code を動かしているのと同じツール群とコンテキスト管理機能をライブラリとして提供します。
npm install @anthropic-ai/claude-agent-sdk
query() 関数を呼ぶだけで、ツール実行から次アクションの決定までを自律ループで完結させられます。詳しい使い方は Claude Agent SDK 入門 を参照してください。CLI を「対話的に使う」のではなく「プログラムから組み込む」場合の選択肢がこれです。
よくある間違い — パッケージ名の取り違え
検索キーワードをそのまま打ち込んで失敗する典型例を挙げます。
npm install anthropic— この名前の公式パッケージは存在しません。公式はすべて@anthropic-ai/のスコープ付きです。npm install aiだけで Claude が動くと思う —aiは Vercel AI SDK のコアで、プロバイダ@ai-sdk/anthropicを併せて入れないと Claude は呼べません。- CLI をローカル依存に入れてしまう —
@anthropic-ai/claude-codeは-g(グローバル)で入れるのが基本で、プロジェクト依存に入れる用途とは異なります。 - SDK と CLI を混同する — API をコードから叩くなら
@anthropic-ai/sdk、ターミナルで対話するなら@anthropic-ai/claude-codeで、目的が違います。
スコープ名 @anthropic-ai/ を意識するだけで、取り違えの大半は防げます。
自分に合うパッケージの選び方(まとめ)
最後に判断の軸を整理します。「ツールとして使う」のか「コードに組み込む」のかで大きく二分されます。
- ツールとして使う: ターミナルで対話するなら
@anthropic-ai/claude-code(-gでグローバル導入)。 - コードに組み込む(単体): API を素直に叩くなら
@anthropic-ai/sdk。 - コードに組み込む(複数モデル): 共通インターフェースで切り替えるなら
ai+@ai-sdk/anthropic。 - コードに組み込む(自律実行): ツールを自律的に使わせるなら
@anthropic-ai/claude-agent-sdk。
「npm install anthropic ai claude code」という一見ひとまとまりに見えるキーワードは、実際にはこの 4 択を内包しています。まず目的を一つに絞り、対応するパッケージとコマンドを選べば、最短で動かし始められます。